関東女子粘土会(仮)第一回の話
2023/4/15(土)に模型の王国浅草物件(東海村 原八さん主宰の模型塾)にて行われた関東女子粘土会(仮)第一回に参加してきました。
現在、全国各地で行われているねんど会。
ねんど会とは、ガレージキットディーラーの原型師さん、モデラーさんなど様々な参加者が集まって、わいわい話をしながら模型作業をする会です。
(もくもくと作業するねんど会もあると思います)
発祥はmixiのコミュニティだったそうですが、
今はTwitterアカウント・ツイプラを使った募集が主でしょうか。
私自身は以前からHさぶろーさんが主催されるしながわねんど会にちょこちょことお邪魔していました。
ガレージキット原型師の参加者が多い=男性参加者が多い というような現状があり、女性参加者のみのねんど会を、という声が上がって今回の関東女子粘土会(仮)が発足したようです。
今回の参加者は約20人。
(実際その場に居たのは15人くらいだったかも)
私は少し遅れて模型の王国浅草物件さんに到着。
主催のゆいなさんに参加費を支払って名札を貰い、名札に自分のハンドルネームを書きます。
自分が造った模型を持ってきて良いとのことだったので、イエローサブマリン秋葉原ミントさんで過去に行われた「でふぉコン」(ねんどろいど・キューポッシュのカスタム・スクラッチのコンテスト)にエントリーした、セミスクラッチ(既存のねんどろいどを元にパテ等を盛ったもの)のスカ●ラのY中さんを持っていきました。
↑ス●パラのY中さん……です。
ねんど会で作業するために持っていったのは既存ねんどろいどのボディと後頭部パーツ、フェイスパーツです。
題材は先日紙媒体が休刊し、コミックDAYSに移籍した講談社/イブニング連載「K2」のDr.TETSU。
— 魚 雪 (@uo_yuki) 2023年4月20日
https://comic-days.com/episode/13932016480029480667
(~2023/5/31まで無料公開中。スルスル読めるので、ツンデレで還暦間際の闇医者が出てくるまで是非読んでみて下さいね)
参加者が一通り揃ったところで各々自己紹介。
現役原型師さん、ガレージキットディーラーさん、モデラーさんなどが続く中でどうやって自己紹介しよう……?
(休日モデラー……?と言って良いのだろうか?)
と思いつつ、はてぶの自己紹介と同じような感じで終了。
自己紹介後は各々で作業開始。
タブレットでデータ原型作業をされる方、
パテをこねる方、
購入されたガレージキットを組み立てる方。
参加者の皆さんが持ちよった模型の写真を撮影したり、原型を観察させてもらったり。
ガレージキットはやはり実物を見るとシワの入り方や影の入り方が違いますね。リアルだ……。
写真も何枚か撮らせていただきました。
机の合間をぬって別な机で作業されている方に話かけたり/かけられたり
と非常になごやかなムードで作業ができました。
名刺を持っていかなかったのが悔やまれます。
普段あまり聞けないガレージキット版権のお話など貴重な話を聞けて良かったです。
↓は4時間半くらいで軽く盛り付けたDr.TETSUの前髪。あの髪型、ホントどうなってるの……?
自己紹介でK2のDr.TETSUを造りますと言って良かった……と思ったのはネットミーム化しつつあるK2の話を、現実世界でお話できた事です。
「ギュッ!」をリアルで言えた。
ありがとうございます……。
お昼から17:30くらいまで作業して、片付けをして関東女子粘土会(仮)を後にしました。
次回の開催予定もあるようなので、興味がある方は関東女子粘土会(仮)Twitterアカウントをフォローされてはいかがでしょうか。
次回開催されればまた参加したいです。
今回はひとまずこのあたりで。
はこむす さん/グラスワンダーガレキ/その1
2023冬WFでディーラー:はこむす(原型師:カフN)さんが販売されていた1/8スケールのグラスワンダー(Cygames/ウマ娘プリティダービーより)のガレージキット製作記です。
既にTwitterでは何回かに分けて投稿していますが
まとめるために記事にしました。
・白レジンのパーツ×34
・デカールは、瞳×3、スカートの模様×6、腕章・髪飾り・胸エンブレムが金・普通の配色の2種類、髪の白い模様×2
・A4両面印刷の取り扱い説明書
で構成されています。
はこむすさんのキットといえば原型師カフNさんによるイラスト箱絵と細かく丁寧な取説。今回の取説は競馬新聞風にレイアウトされており、思わずニヤリ。
キット自体はある程度ガレキを作れる方向けではありますが、取説には製作のコツがイラスト付きで細かく書かれているので安心です。美麗なイラストに馬券風のパッケージ。こだわりが見てとれます。
パッケージの表↑、裏↓
A4両面取り扱い説明書の一部↓
スケールは1/8サイズなので小さく細かいパーツが多いです。
細かいパーツはまず湯口がついたままレジンウォッシュで洗うと良いでしょう。
※湯口から切り取って細かいパーツのまま洗った時に、非常に洗いにくかったからです。
(このキットでは1つの湯口に複数のパーツが枝分かれして複製されていました)
大きいパーツは中性洗剤と研磨剤が入ったクレンザーを混ぜたもので洗浄。
細かいパーツは無くしてしまいがちなので、洗浄後は100均などで売っているA8くらいのチャック付き透明ポリ袋でまとめておきます。
このグラスワンダー、私は仮組みの際にパーツのゆがみを考慮しておらず、当初はスカートと胴体を組み合わせると写真のように段差ができていました。
が、段ができたまま仮組みしてしまったため胴体と足パーツの接続部がずれ、胴体パーツと足パーツの間に隙間ができていました。
当然荷重が後ろの方にかかって傾いてしまいます……↓
歪みが生じていた内側スカートパーツにお湯をかけ、パーツが柔らかいうちに、足パーツの上にはめあわせて歪みを修正します。
段差が無くなりました。↑
セーラー襟も同様にお湯をかけ、パーツが柔らかいうちに肩に合わせて歪みを修正しました。
※どちらも薄いパーツなのでお湯のつけすぎにご注意下さい。
(この点は原型師のカフNさんからのリプライによりわかりました。この場を借りてお礼申し上げます……)
内側スカートとセーラー襟以外については目立った歪みは見受けられませんでした。
頭部パーツ→真ん中の後ろ髪にハイキューパーツさんの3mm×3mmネオジム磁石を埋め込み、顔パーツと繋ぐ
セーラー襟パーツ→セーラー襟と胴体胸部にハイキューパーツさんの3mm×1.5mmネオジム磁石を埋め込む
ネオジム磁石の埋め込み方法についてはバンコランガレージキット製作記事その1、中ほどをご覧ください。
足パーツ→
1:軸足となる左足とブーツパーツをまず1.5mm径のアルミ線で繋ぐ
2:左足とブーツパーツが繋がった状態で、ブーツのかかとから左軸足パーツ端まで、2mmの穴をピンバイスで空ける
3:軸足の支えとなる2mmの真鍮線をその穴に通す
この手法だと足パーツ端に軸穴が2つでき、レジンの強度に心配が残るので、自信のある方は最初から軸足+ブーツで真鍮線の軸打ちをされた方が良いと思います。
ウマ耳はタミヤのピンバイスで0.5mmの穴を空けて同径の真鍮線で固定。
他パーツは1.5mmのアルミ線で軸打ちしました。
再度仮組み↑
仮組みでバランスを見てからパーツをバラしてパーティングラインやバリにヤスリがけをします。
バンコランの時と同じく赤の水彩色鉛筆でパーティングラインにマーキングをしましたが、削りきれずにサフ吹き後も色が残ってしまったので今後は別な方法で削る部分を見えやすくしたいです。
薄い部分や気泡によるカケにはMr.SSPを盛って補強。タミヤの#240ペーパーで荒くやすり、更に#400の神ヤスで磨きます。
塗装編に続く。
ADAMANTIUM FACTORYさん/バンコランガレキ/その1
2023冬WFでディーラー:ADAMANTIUM FACTORYさんが販売されていた1/7スケールのジャック・バンコラン(白泉社/パタリロ!より)のガレージキット製作記です。
既にTwitterでは何回かに分けて投稿していますが
まとめるために記事にしました。
このバンコラン、1/7スケールで、高さは約26cm。
1Lの牛乳パックと同じくらい、
美少女でいうと1/6スケールに相当するのでは?というほど大ボリュームです。
・白レジンのパーツ×18
・3Dプリント出力パーツ×2
で構成されており髪のボリュームが特にすごいです。
※本来ならパーツチェック後、仮組み前には離型剤落としの洗浄した方が良いのですが、パーツチェックと平行して仮組みを行ったため、この時点ではまだ洗浄していません。
仮組みの際に髪が重くて後ろの方に荷重がかかり倒れてしまいそうになっていましたが、前髪パーツ、もみあげパーツと後ろ髪パーツを合わせることにより、ボディの肩部分に髪の重さが分散されて自然に立たせることができます。
(ディーラーさんからのリプライでわかりました、ありがたい……)
後ろ髪パーツで接着が必要なところにはまずハイキューパーツさんの3mm×3mmネオジム磁石を取り付けました。
一方にネオジム埋め込み→反対側にねりけし(またはブルタック)を貼り付けてネオジム埋めた側のパーツを押し付ける→ねりけしにネオジム埋めた跡がつく→その跡に合わせてネオジムを埋め込む穴を空ける
この方法は製作代行のアスランさん、フィニッシャーの村正さん、隙間三行さんのツイートやブログを参考にしたものです。
・製作代行アスランさん
・村正さん
・隙間三行さん
仮組みで軽くバランスを確認後、湯口やパーティングラインを処理するために一旦バラバラに。
パーティングラインをわかりやすくするために赤の水性色鉛筆でマーキングをして、タミヤの#240ペーパーで荒くやすり、更に#400の神ヤスで磨きます。
完成時に表面に見えない微細気泡は潔く放置。
見える範囲の気泡についてはMr.SSPなどで埋める際にわかりやすいよう、こちらも赤の水性色鉛筆でマーキングしました。
(わりと見逃してしまうタイプなので見える化をします……)
なおこのバンコランガレキは、サフレス塗装ではなくグレーのサフを吹く前提のため、万が一水性色鉛筆が消えなくてもOK。
バンコランの出力部品は右手と葉巻の2パーツ。
出力品パーツ自体を磨くのは今回が初めてです。
ディーラーさんの取説を見ると水に長時間浸け置きすると脆くなるそうなので、水研ぎは止めました。
ブツブツした点はサポート材の痕だと思います。
これもタミヤの#240ペーパーで荒くやすり、更に#400の神ヤスで磨いてブツブツは無くなりました。
手のひらのあたりを見るとうっすら積層痕が見えました。おそらく磨かなくてもサーフェイサーを吹けばわからなくなるんじゃないかな?というレベルの凹凸です。
1.5mmのアルミ線軸(100均で調達)で出力品右手と白レジンの右腕パーツを繋いで、軸うちするパーツは無くなりました。
Mr.SSPでバンコランの気泡を埋める前に、同時並行で製作している
ディーラー:はこむす(カフN)さんのグラスワンダーガレキ(※別記事で製作記をアップ予定)
と一緒に、中性洗剤とクレンザーで洗浄予定。
次回に続く。
GO!GO!模型展示会
はじめに
HN:魚雪(うおゆき)と申します。
こちらのブログにはガレージキットやプラモデルの製作記録、WF等のイベント参加記録を不定期にupする予定です。
ガレージキットについては10年以上買い専でしたが、最近になって塗装環境が整ったので完成品をTwitterにupしています。
今回のブログ画像はディーラー:海ねずみ、原型師: sachiさんの言峰綺礼です。ほぼベタ塗りでも陰影がパキッと出る造形がとても好き。
好きなジャンル:エヴァ、Fate/zero、FGO、ウマ娘、GBF(ガンダムビルドファイターズ)etc
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