はこむす さん/グラスワンダーガレキ/その1
2023冬WFでディーラー:はこむす(原型師:カフN)さんが販売されていた1/8スケールのグラスワンダー(Cygames/ウマ娘プリティダービーより)のガレージキット製作記です。
既にTwitterでは何回かに分けて投稿していますが
まとめるために記事にしました。
・白レジンのパーツ×34
・デカールは、瞳×3、スカートの模様×6、腕章・髪飾り・胸エンブレムが金・普通の配色の2種類、髪の白い模様×2
・A4両面印刷の取り扱い説明書
で構成されています。
はこむすさんのキットといえば原型師カフNさんによるイラスト箱絵と細かく丁寧な取説。今回の取説は競馬新聞風にレイアウトされており、思わずニヤリ。
キット自体はある程度ガレキを作れる方向けではありますが、取説には製作のコツがイラスト付きで細かく書かれているので安心です。美麗なイラストに馬券風のパッケージ。こだわりが見てとれます。
パッケージの表↑、裏↓
A4両面取り扱い説明書の一部↓
スケールは1/8サイズなので小さく細かいパーツが多いです。
細かいパーツはまず湯口がついたままレジンウォッシュで洗うと良いでしょう。
※湯口から切り取って細かいパーツのまま洗った時に、非常に洗いにくかったからです。
(このキットでは1つの湯口に複数のパーツが枝分かれして複製されていました)
大きいパーツは中性洗剤と研磨剤が入ったクレンザーを混ぜたもので洗浄。
細かいパーツは無くしてしまいがちなので、洗浄後は100均などで売っているA8くらいのチャック付き透明ポリ袋でまとめておきます。
このグラスワンダー、私は仮組みの際にパーツのゆがみを考慮しておらず、当初はスカートと胴体を組み合わせると写真のように段差ができていました。
が、段ができたまま仮組みしてしまったため胴体と足パーツの接続部がずれ、胴体パーツと足パーツの間に隙間ができていました。
当然荷重が後ろの方にかかって傾いてしまいます……↓
歪みが生じていた内側スカートパーツにお湯をかけ、パーツが柔らかいうちに、足パーツの上にはめあわせて歪みを修正します。
段差が無くなりました。↑
セーラー襟も同様にお湯をかけ、パーツが柔らかいうちに肩に合わせて歪みを修正しました。
※どちらも薄いパーツなのでお湯のつけすぎにご注意下さい。
(この点は原型師のカフNさんからのリプライによりわかりました。この場を借りてお礼申し上げます……)
内側スカートとセーラー襟以外については目立った歪みは見受けられませんでした。
頭部パーツ→真ん中の後ろ髪にハイキューパーツさんの3mm×3mmネオジム磁石を埋め込み、顔パーツと繋ぐ
セーラー襟パーツ→セーラー襟と胴体胸部にハイキューパーツさんの3mm×1.5mmネオジム磁石を埋め込む
ネオジム磁石の埋め込み方法についてはバンコランガレージキット製作記事その1、中ほどをご覧ください。
足パーツ→
1:軸足となる左足とブーツパーツをまず1.5mm径のアルミ線で繋ぐ
2:左足とブーツパーツが繋がった状態で、ブーツのかかとから左軸足パーツ端まで、2mmの穴をピンバイスで空ける
3:軸足の支えとなる2mmの真鍮線をその穴に通す
この手法だと足パーツ端に軸穴が2つでき、レジンの強度に心配が残るので、自信のある方は最初から軸足+ブーツで真鍮線の軸打ちをされた方が良いと思います。
ウマ耳はタミヤのピンバイスで0.5mmの穴を空けて同径の真鍮線で固定。
他パーツは1.5mmのアルミ線で軸打ちしました。
再度仮組み↑
仮組みでバランスを見てからパーツをバラしてパーティングラインやバリにヤスリがけをします。
バンコランの時と同じく赤の水彩色鉛筆でパーティングラインにマーキングをしましたが、削りきれずにサフ吹き後も色が残ってしまったので今後は別な方法で削る部分を見えやすくしたいです。
薄い部分や気泡によるカケにはMr.SSPを盛って補強。タミヤの#240ペーパーで荒くやすり、更に#400の神ヤスで磨きます。
塗装編に続く。